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2005年09月21日

沖縄高専の話★寮生活編②★

沖縄高専の話★寮生活編①★を踏まえて沖縄高専の寮について勝手に想像してみます。

沖縄高専に入りたいという人は以下の文章は読んでおくべきでしょう!

沖縄工業高等専門学校学生寮管理運営規則(pdf)
沖縄工業高等専門学校寮生心得(pdf)

↑の文章の中から気になる文章をピックアップしてみます。読んでみると生活の様子がうかがえてなかなか面白いですよ。

まず「沖縄工業高等専門学校学生寮管理運営規則」


>第5条:寮の管理運営を行うために当直教職員をおく

夜になると寮は、寮生と当直教官だけになります・・・
当直教官にも厳しい人、寮生放置の人などいろんな人がいますので、「今日の当直教官は○○先生」という情報が沖縄高専でもすぐ流れていることでしょう。

厳しい人なら、しっかりと部屋にこもってお勉強、寮生放置の人ならまぁ漫画でも読むか・・・そんな感じでしょうか?

また、同じ学科の親しい先生なら雑談でもしにいくかとか勉強を教えてもらいにいくか・・という感じでしょうか?

当直教官というシステムは先生方にとってはめんどくさいシステムですが、学生にとってはいいシステムではないでしょうか?




>第10条:本校に入学を許可された第2学年および第2学年の学生は、在学期間中、学生寮に入寮して教育を受けるものとする

1年生、2年生は全寮制ってことですね。

「入寮して教育を受けるものとする」という文章には、学校教育を受けるという意味の他に、寮教育を受けるという意味も含まれていると思われます・・・




3年生からはこんな感じです
>第10条4:第3学年以上の学生の入寮選考に関する事項は、別に定める

つまり、寮生活の態度のいい人だけ寮に残っていいですよという感じです。寮の収容人数にもよりますが、日ごろの点呼や寮規の違反回数によってシステマティックに決められると思われます。

私がいた寮では点呼欠席、違反による始末書の重たさによってポイントが付けられ、それによって寮に残れるかどうかが決まってました。寮を出された人はアパート暮らしか自宅から通学です・・・




新入寮生が数百名いたら数名は寮になじめない人が出てきます・・そんな人はどうなるのでしょう?
>第12条:第1学年および第2学年の学生が、病気、その他の特別の事情により入寮の免除を・・・

「その他の特別の事情」と書いてあるのがそれに当たります。どうしても寮になじめないという人は、この項目の運用によって、寮生活を免除されることになります。




寮生をまとめる寮生会はこんな項目で縛られます

>第17条2:寮生会は寮務主事の指導のもとに、寮生の自主的活動を通じて共同生活の自治能力を養い・・・

つまり、寮生会は寮務主事の先生の言うことを聞きなさいってことですね。

「指導のもとに~自主的活動を通じて」というある種、矛盾した項目です。点呼を無くせなんて言ったとしても、議論の余地なく認められることはないでしょう。



その他にも結構いろんな項目があります
>第26条:寮外者が寮生と面会あるいは見学等のために寮内への立ち入りを希望するときは・・・許可を受けその指示に従わなければならない

寮生の親が寮にきたとしても許可を受けて、寮内に入らないといけないんです・・・



>第29条:学生寮は長期休業期間中は閉鎖する

春、夏、冬休みは文句なしに、家に帰ってねということです。沖縄高専に県外から来る人は、この項目によって休みのたびに実家に帰省しないといけないことになります・・・この項目に例外があって、留学生の人は長期休暇中でも寮に残れるという高専が多いようです。

余談ですが、私は沖縄県に実家がありますが、県外の高専に行きました。長期休暇のたびに帰省するのは費用が結構高いということで、どうにか寮に残れないものか?と考え寮の先生にこうお願いしたことがあります↓

「なんで留学生は寮に残れて、沖縄からの留学生の僕は残れないんですか~??」
「帰省費用を考えてもアジアからの留学生と値段も大して変わらないですよ~!!」

あえなく却下されました・・・

4、5年生になるといろいろな抜け道を覚え、部活の合宿と称して学校に泊まったり、アパート暮らしの友人の家にお世話になったりしたもんです・・・



一方、「沖縄工業高等専門学校寮生心得」には面白い心得が沢山あります。



まずは基本的な生活について
>3(1)ア:外出する場合は、夕点呼までに帰寮すること
>3(2)ア:帰省は、休日および休日の前日を除き原則として認めない

以上の項目によって、沖縄高専が名護の田舎にあることを考えると高専5年間のほとんどを高専敷地内で生活することになります。
これはどうにかならないものか?という気もします。



>4(1)ア:寮生は指定の居室に居住し、それ以外の場所で就寝しないこと

これは自分の部屋で生活して、自分の部屋で寝てねという馬鹿らしい項目と思いきや、友人の部屋に遊びにいって、自分の部屋に帰るのが面倒になって、そのまま友人の部屋で寝る~とかそんなことが結構あります。それはやめてねっていう項目です。



>4(1)エ:居室内の備え付けの家具・電気設備等を許可無く取り外したり、移動させないこと

これまた馬鹿らしい項目のように思えますが、部屋の模様替え!は誰しもが考えることで、部屋の模様替えはやめてねという項目です。教官が部屋の見回りをするときに、机の位置が変わっていたら、どこに座っているか分かりにくいからという理由でしょうか?

移動するといっても、せいぜい机の場所をちょっと横にしたり、ベッドをずらしたりとかわいいもんだと思いますが・・・




重要な食事に関してはこんな項目が
>4(3)ア;食事は、定められた時間内に必ず行い、食堂従業員の勤務に協力すること

そんなこと当たり前と思いきや「食堂従業員の勤務に協力すること」というのがみそです。

学校が終わり、部活動に励む寮生は、とにかく沢山の時間、部活をしたいということで、食堂の時間ギリギリまで部活をすることになります。そうすると、食堂が閉まる直前に寮生が大挙してやってきて、食堂のおばさんはいつまでたっても、片付けに入れないということになります。これを防ぐために「食堂従業員の勤務に協力すること」という一文が入ったと思われます。




寮生の生活がうかがえるのが次
>4(3)ウ;食堂には、ねまき、ぱじゃまの類で出入りしないこと

これは有名無実化している項目だと思われます。

そもそも寮内でねまき、ぱじゃまを着けるのは寮に入って数日間だけでしょう。

私が住んでいた寮では、ジーパンで寝る輩、寝て起きて、そのままの格好で学校に登校する輩が沢山いました。
食堂に行くために着替えるなんてことは、沖縄高専でもありえないことではと推測できます。




高専らしい項目がこれ↓
>4(6)ア:電気配線に工作を施すことは絶対にしないこと

技術者倫理を徹底するという気概が垣間見れる一文ですww

ありえないだろ~と思いきや、私が住んでいた寮では数回そいった事例がありました。

「消灯→電気が来ない→屋内配線から電気をもらおう」そんなロジックです。

私が住んでいた寮では廊下のコンセントからは電気が常にきてました。が普通に延長ケーブルで電気を引っ張ってくるとすぐにばれる、んじゃぁちょっと壁をほじあけて、配線をむいて電気もらうか、そんな感じだったようです。

沖縄高専の皆さん、盗電は確実に犯罪です。




この文章は工業高専の心得としては恥ずかしい一文かもしれません
>>4(6)ウ:電気洗濯機の使用については、特に感電に注意して、履物が水に濡れないように十分注意すること

もしかすると「技術者の卵たるもの、感電に注意するのは実験の時だけではなく、生活の中でも注意すべし」という教訓かもしれませんww

履物が水に濡れないようになんて、ほんとおせっかいで意味があるのか疑問ですが、中学校を卒業したての学生に、水に触れると電気が通りやすくなるので、実験の時は手を乾燥させておくようにという教訓を暗に示しているのかもしれませんww




ぐたぐだと重箱の隅をつつくような事ばかり書いてきましたが、ここからはまじめな話です。
さて、寮の意義とはなんでしょう?

まず
同じクラスの友人と共同生活でしょう。同じ釜の飯を食べた仲という表現がありますが、数年に渡り同じクラスで同じ授業を受け、そして同じ寮で生活するという環境は、非常に素晴らしい環境のように思えます。

また、
様々な情報の溢れる世の中で、ある意味情報から隔離され、周りを気にすることなく思う存分勉強、部活に励めるというのも、考えようによっては素晴らしい環境のように思えます。

さらに

当直指導教官の存在も大きいのではないでしょうか?

部屋に見回りに来たときに何気ない話をすることもあるかと思いますが、そういった何気ない話の中で、技術者とは・・・研究とは・・・といった授業ではあまり聞くことの出来ない、教官の経験、体験を聞くことができるでしょう

生活の中での教育
これこそが寮という教育設備を持つ高専の大きなメリットであり、教育寮という意味ではないかと思います。


なんやかんやとまた、まとまりのない固い話になってしまいました・・・・
面白い話を書くなんて難しいですね~
寮の話もこれにて終了です。読んでくださった皆様ありがとうございます。

次回は沖縄高専の話★部活編★

沖縄高専の話★始めに★
沖縄高専の話★制度編★
沖縄高専の話★メリット/デメリット編★
沖縄高専の話★授業編★
沖縄高専の話★寮生活編①★
もご参照ください。

沖縄高専関係者の方で、こりゃ違うぞという話がありましたらコメントいただければ嬉しく思います。

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この記事へのコメント
はじめまして~よろしくです!いやー中身の濃い記事いっぱいですねー、時間があるときゆっくり過去も読みます!
またきまーす!
Posted by Naka at 2005年09月21日 16:35
Nakaさん、はじめまして~
Blog読んで頂きありがとうございますっ!

まだまだ濃い内容を目下作成中ですので、楽しみに!?

琉球インディーズ情報局-blog-にもちょこちょこ遊びにいきますので
よろしくです。
Posted by Tstsshihica at 2005年09月21日 18:43
初めまして!
沖縄高専在籍中の者です。

あんな読みづらいPDFをお読みになったんですね!
素晴らしい…。

そして現在寮生である私から見てもとても興味深い記事でした。
Tstsshihicaさんの高専経験がよく活かされていますね~!
Posted by Ai at 2007年03月09日 18:14